ももが死んだことを妻に伝えた。
妻は、悲しみの気持ちは、よくわかると答えた。 しかし、「入院の時から、一度言っておきたかったことだが、 あなたをパートナーとしては、もう見れない」と言われた。 それは、北海道で、2匹のシーズーを病気で亡くし、 妻が、悲しくてたまらなかったとき、 私は、「また、その話!」と、うざったいように、私が答えたからだそうだ。 そのとき、たまたま生活クラブ(生協のようなもの)で、縁合った男性に、 その悲しみを優しく包み込んで、「アイスクリーム作る?」と、 何事もなかったように、ゆったりとした時間を与えてくれたと。 無性に、夫として支えて欲しかったときに、 私は、妻を遠ざけた。 妻は私を、父親として、そして長年連れ添った家族としての親しみは感じてはいるけど、 男と女の関係にはなれないのだと。 私は、妻の気持ちを全然わかっていなかった。 そういえば、彼女の実家から遠くに遠くに、引っ越してきて、 彼女の家族への交流を拒み、 彼女の欲しがったものをことごとく遠ざけて、 自分だけに向けようとしたエゴイスティックな存在であることを。 しかし、妻の本音を聞けて、本当に良かった。 今はただ、悲しんでいる母の心の支えになる時期なのだ。
by Aidan1
| 2006-02-19 09:24
| 家族
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Comments(2)
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wiscon at 2006-02-19 10:13
後になって気が付くものは多くありますね。それも大事だったことが。悲しいです。なんだか。エゴイスティックになってもダメだし、周りの人間をたてすぎても自分が壊れてしまうし、途方に暮れてしまいます。どうやって他の人は生きているんだろう。創さんが奥様の本音を聞けて良かった、とおっしゃるのは読んでいる側の一つの救いでした。
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Aidan1 at 2006-02-19 10:32
◎wisconさんへ
確かに、後になって大事だったということを、 気づかずにいることありますね。 悲しいけど、受け入れなければなりません。 私も、当時の彼女の気持ちに添ってあげられなかったけど、 今の自分で出来ること、探していきたいと思います。
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